黄色い部屋より姉が謎
推理小説初、タブーなる犯人古典的推理小説であるため、訳者によって題名までもが微妙に違います。「黄色い部屋」、「黄色い部屋の秘密」、「黄色い部屋の謎」の三つまでは把握していますが、作者がガストン・ルルーならば同じ作品です。ガストン・ルルーといえば「オペラ座の怪人」でも有名な作家であり、ルパンシリーズで有名なモーリス・ブラウンと同年代の著名な作家です。スタンガーソン博士の邸宅にある「黄色い部屋」で令嬢が殺されるという、密室殺人が舞台です。当時、賛否両論があったようですが、事件解決に乗り出した探偵が犯人だったという、初めての試みがなされました。ここに一つの推理小説界のタブーが破られて、推理小説の世界が広がったことは事実だと思います。このタブー破りは、後にアガサ・クリスティーもやっております。ネタバレでも面白い構成この本は姉の薦めで読みました。というより、無理やり読まされたという感じです。自分...この感想を読む
3.53.5
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