現代のアパルトヘイト
本と映画の違い映画化されたとき見ることが出来ずに本を読みました。もしも、私が読んだ本の中で一番感動した作品は何かと聞かれたら、すかさずこの本を最初にあげます。傑作です。後日DVDを見て、がっかりしました。ただのドキュメンタリーにしかなっていないく、人物背景・描写が全然描かれていませんでした。この本を2時間ちょっとの映画に集約すること自体が無理なのかもしれません。人種差別アパルトヘイトという差別政策のもと、南アフリカ共和国で殺害された黒人開放活動家と、彼の話を記事にしようとした白人新聞記者の亡命への道が中心に描かれています。読み終わったとき、涙が一滴流れ落ちたのを覚えています。南アフリカのアパルトヘイトは現在無くなりましたが、人種隔離政策と呼ばれ約20%の白人が残りの黒人達を差別し支配していました。白人以外は、皆貧しく選挙権すら与えられず、ほぼ奴隷状態のままでした。そのころの話を本にしたもので...この感想を読む
4.54.5
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