夜は短し歩けよ乙女の評価
夜は短し歩けよ乙女についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
夜は短し歩けよ乙女の感想
読めば読むほどハマる本。
森見さんの文章は、初めての人には読みづらいかもしれないけれどこの語り口調じゃないと森見ワールドは成立しない、と思う。私も最初は面食らったけれど、読み進めてこの独特の世界にはまった頃には難なく読めるので問題なし。一人の少女に想いを寄せる先輩。頑張って少女の視界に入ろうとするけれど「先輩、奇遇ですねぇ」の一言で一蹴される先輩。先輩は少女に想いを伝えたいだけなのになんとも不思議な世界の不思議な人たちの不思議な出来事にどんどん振り回されていく。そして、それは少女も同じ。だけど、それを楽しんでいる少女を見ていると、こちらまで楽しくなる。なぜか、たまに読み返したくなって読んでみて前とは違った面白さを感じるという不思議な本です。