時効直前の1日
たった1日時効直前の1日を描いた作品で、時効が成立してしまうことに焦る刑事と事件関係者が自分の知っていることをゆっくりと話していくという物語の展開がアンバランスで、話の続きが気になる引き込まれた作品です。この話は、高校で英語を教えていた女教師が殺された事件を解決するために動く警察と、その関係者を取り調べ供述を引き出していくという物語です。初めは学校へ忍び込み、テスト問題を盗むという「ルパン作戦」を発案した喜多の供述から始まりました。読み始めは殺人事件とは関係なさそうな期末テストを盗む計画であったり、高校での素行などが書き連ねてあり、殺人事件はどうなってるんだ?と思うほどでした。しかし、ルパン作戦を実行し4日目に舞子先生が死体で発見されてからは、早い展開で犯人探しをする展開で進んでいきました。それと同時に、現実でも時効が迫っているため、事件関係者について消息を調べたり連行したり供述を取ったり...この感想を読む
4.54.5
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