孤宿の人の評価
孤宿の人についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
孤宿の人の感想
ラストがまったく読めない。
「あほうのほう」から名付けられた純真無垢なほう。でも、きちんと世話もされず金毘羅参りの途中で捨てられてしまう。せっかく、お世話になった井上家でも、ほうを温かく見守ってくれていて琴江様が毒殺されてしまい、井上家にもいられなくなってしまう。こんな少女の物語を読み始めたら、それはもう止められない。こんな少女が「鬼」とも噂される流罪人の加賀様のお屋敷で働くとなったら何か起こるに違いない、とドキドキしながら読みすすめた。ただ、面白くて先がまったく読めなくて気になるんだけど登場人物は多く、どんどん人が死んでいくしどの人の語りを中心と捉えたらいいのかどれが重要な伏線になるのかがわからないまま上巻を読み終えた。下巻を読み終えてスッキリすることを期待して星4.5です。