震えているのは寒いからでももちろん酒が抜けているわけでもない つまりは僕も 君と同じ病気というわけだ 「臆病」
新城直衛
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皇国の守護者は、佐藤大輔原作のファンタジー戦記小説をコミカライズした青年漫画であり、作画は伊藤悠が担当している。 連載されていた雑誌は、集英社のウルトラジャンプであり、2004年発売の7月号から2007年発売の10月号まで掲載されていた。 コミックス版の内容は、原作の2巻の途中ほどまでのストーリーが描かれており、コミックスは1巻から5巻まで発売されている。 主人公である新城直衛は、架空の世界に存在する皇国と呼ばれる国の軍人であり、国内北部に侵攻してきた帝国軍を退ける軍務を帯びて北部の戦線に参加する。 主人公の歪でありながらも人を引き付ける人間的な魅力や、戦況を変えさせる斬新な作戦が魅力的なストーリーであり、過酷な戦況を分かりやすく、ドラマチックに描いている。 ストーリーの面白さや作画の丁寧さから、原作ファン、新規ファン問わずに。多くの人からの人気を集めた作品であり、連載終了時には、惜しむ声が多く寄せられた。
皇国という世界観サーベルタイガーとの絆、天竜との対話、水龍の群れ、翼竜とのフライト、導術士たちのテレパシー能力というファンタジー要素と戦場という組み合わせ、いいですよね。同じ作画の伊藤悠のシュトヘルも未来からやってきた須藤という男の子が搔き回すSF要素ミックスされてましたが、皇国の方がマッチしている気がします。ただの私好みなだけかもしれませんが。サーベルタイガー『猫』と作中では呼ばれていたサーベルタイガーたち。作中のなつき具合がもう可愛くて可愛くて。その可愛い猫たちも最初は何十匹もいたのに、最後には2匹に。人間もガンガン死んでいくから、猫たちの死にゆく姿はあまりエピソード内になく、悲しいようなよかったような。その分新城と千早の絆を描くエピソードは随所にあるのですが、千早は可愛いさとかっこよさが五分五分くらいで、獲物を狙う目が凛々しく、絶対新城を守ってくれるという信頼感を感じてしまうほどで...この感想を読む
戦記物の中でも人気の高い、皇国の守護者のコミカライズ版です。負け戦を戦い抜く新城たちの様子を絵で見ることが出来たのは原作ファンとしては非常に興奮したものです。実際、アニメ版やコミック版などの絵よりも原作絵が一番だと感じることの多い私ですが、この作品に限って言うならば新城のイメージは伊藤先生の絵で固定されてしまいました。それだけに続きが非常に待ち遠しい作品だったのですが、いかなる理由ゆえか原作で言うならばまだ序盤も序盤というところで最終回となってしまいました。人気が無かったわけではないと思うので何かしらの理由があってこそのことだとは思いますが、原作の続きが出なくなって幾星霜という状況だったので非常に残念なことであります。
よみがな:しんじょう なおえ
新城直衛
多くの隊員たちの死の責任を負う主人公が戦争の最中、死に至る力を使わせる命令を幼い導術士する際、主人公がいった言葉。
新城直衛
戦争の中、死ぬとわかっていながら幼い導術士に能力を使わせ、ついに死んでしまった時に主人公がいった言葉。