ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》の評価
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》の感想
京極夏彦の近未来SFシリーズ第二弾
ルー=ガルーシリーズの第二弾です。前作と同じように複数の人物で視点が切り替わりながら話が展開していきます。前作から三ヶ月後の話でサブキャラだった律子が主人公の一人として雛子から謎の毒の入った小壜を渡されたことから物語が進んでいきます。律子視点でくるとは少し意外でした。まあ決まった主人公がいないということですかね。もう一人の主人公は橡元刑事で、こちらは前作でも触れられた三十数年前の事件をもう一度調べ始めていきます。物語が展開するにつれて三十数年前と現在起きている殺傷事件との奇妙な符号が浮かび上がってきて、先が気になり上巻から下巻へそのまま読み進めたくなると思います。