白のファルーカのあらすじ・作品解説
白のファルーカは、槇村さとるの漫画作品で、別冊マーガレットにて1987年から連載を開始、1989年で終了、単行本として全8巻を刊行している。 今作品は、アイスダンスの世界を舞台にした物語で、17歳の秋吉樹里が天才スケーター松木恵とペアを組み、世界の舞台へ挑む姿を描いている。 第55回全日本フィギュアスケート選手権決勝大会が開幕した。オープニングを飾るのは城東アイスクラブの若い選手たちがセレモニーダンスを披露する。そのペアの一つが秋吉樹里と透で、樹里は視線を感じることに慣れてくるとフィニッシュを決めようとするのだが失敗、周囲のペアを巻き込んでしまうが、何とかフィニュッシュだけは決め出番は終了した。今、男子シングルで最も注目されている松木恵(まつきけい)は、世界4位の実力を持つスケーターであり、のっけから4回転連続トリプルをいともたやすく決めてしまう。 松木の演技を見て樹里は、観衆の中心で踊る気持ちや、普段のしゃべり方や笑い方までに想像が及ぶ。と突然、松木が転倒、選手生命が絶たれてしまう。1987年の春。樹里が城東アイスクラブのスケートリンクに来ると、コーチと話す松木恵の姿があった!!
白のファルーカの評価
白のファルーカの感想
美しく、激しいアイスダンスの世界。
さすがの槇村さとる先生。槇村さとる先生というと、漫画界のかなりの大御所というイメージがあります。漫画に夢中になり始めた小学生の頃、すでにデビューされていましたし、それからずっと近年まで第一線を走ってこられてたというイメージです。作品もドラマ化された話題作が複数ありますし、2002年には自叙エッセイ「イマジン・ノート」で自らの辛く苦しい過去を乗り切った事を告白されておられたり。通常、漫画家さんの多くはあまり表立っては出られないですし、マンガは表に出るけど、漫画家さんは大抵その作品の裏からあまり表舞台には出てこられないという印象です。実際、小さい頃から好きな漫画家さんで、作品を長年愛読して集めていても、実際に未だ顔を知らない漫画家さんが大勢いますから。(このインターネットで何でも知れる時代でもです。)けれど槇村さんはわりと表舞台にも出られた漫画家さんだと思います。美人ですし、今も教鞭をとってお...この感想を読む