見た目もふくめて自分だと受け入れられない人は未熟な人間でしょう
田渕優作
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Real Clothesは槇村さとるによる少女漫画作品。集英社「YOU」にて2006年から連載され、単行本は全13巻が刊行されている。タイトルのリアルクローズとはファッション用語で、「(ショーやコレクション用のように奇抜でない)現実的な服」という意味である。 舞台は百貨店。ふとん売り場で優秀な売り上げを上げていた天野絹江は、婦人服アダルト売り場へと異動になる。これまで大切なのは自分の内面だと考え、ファッションには興味の薄かった絹江。だが優秀なバイヤーである神保美姫や田淵優作らと共に働くうちにファッションに対する考えを改め、バイヤーとしても成長し、成功を収めていくというサクセスストーリーである。 2008年に単発、2009年に連続ドラマとしてフジテレビ系列でドラマ化され、メインキャストを香里奈、黒木瞳、高岡蒼佑らがつとめた。香里奈、えれな、能世あんなら能勢三姉妹が初めて共演を果たしたことでも話題になった。
おしゃれって楽しかったんだ北関東出身の私。通学した大学は山手線内にありましたが、通うのに往復3~4時間くらいかかったので、授業が終わったら即地元に戻ってアルバイト。土日は昼過ぎに起きて、夕方から地元の友人たちと朝までコースで飲みに行く、という毎日を過ごしていました。社会人になってからもその生活パターンはあまり変わらなかったので、当然おしゃれに気を使うことはほとんどありませんでした。「服なんて着られればいい。おしゃれな服を着る人は、顔が良くてスマートでお金を持っている人だけ」。まさにこの作品の主人公、絹江と同じ考え。そして顔が地味で背の小さい小太り、という見た目もほぼ同じ。読み始めたときは「ここに私がいる」と驚きました。そんな絹江が営業3課婦人服に異動になり、徐々にファッションやコーディネートの面白さを知っていく中で、私も絹江を通してファッションを学んでいくことができました。それまでファッシ...この感想を読む
よみがな:たぶちゆうさく 年齢(作品時):40歳 性別:男性 国籍:日本 所属:越前屋百貨店 性格:仕事変態 ポリシー:感覚重視の発注はせずデータから統計を取る 特徴:並外れた実行力を持つ 職業:チーフバイヤー 経歴:芸大を出てNYの工科大服飾科を首席で卒業
よみがな:あまのきぬえ 年齢(作品時):27歳 性別:女性 国籍:日本 所属:越前屋百貨店 性格:裏表がない ポリシー:何事も体当たりで挑む 特徴:デザイナーやメーカーに好感を持たれる 価値観:心に迷いが生じたら売り場へ出て現場の空気を思い出す 職業:百貨店販売員
田渕優作
試着室から出てきて途端に美姫から似合わないと言われる絹恵。たたみこむように田渕が絹恵に「おサルさん」と暴言を吐く。頭にきて「人間は見た目が全てではない」と言う絹恵に放った一言。
神保美姫
主人公の職場である越前屋百貨店の婦人服統括部長である神保が、主人公の絹恵がまだふとん売り場にいた時に、何故か神保が勝手に絹恵の更衣室のロッカーの中を覗いていたところに出くわし、その時に主人公に向かって言い放ったセリフ。 外見より中身ではありが、でもお洒落をすると気持ちが上がったりするのは事実。 これと思える服と出会えず、とりあえず無難な格好をしていた時期に読んだこともあり、グサリときた。
山内達也
初対面の田渕から理不尽なことを言われた絹恵。達也ならどうするか尋ねて。