妖女伝説の評価
妖女伝説についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
妖女伝説の感想
何度再発行しても買ってしまう、恐るべし妖女伝説
今は少ない短編SF=星野之宣の真骨頂本作は1979年から80年代後半までに発表されたSF短編集だ。私は68年生まれだが、60年代から70年代のSF短編といえばやはり誰しも手塚治虫を上げるだろう。いまだに再編集されコンビニコミックなどでも出続けている。巨匠の名前の力も恐ろしいが、40年前後たっても色あせないが故に「巨匠」なのだろう。同世代では藤子不二雄も意外とSF短編を出しているがこちらも「ドラえもん」もイメージと大きく違っているところなどでフィーチャーされる。どちらもやはり面白いからこそいまだに取り上げられるんだと思う。さて、星野之宣。手塚賞を受賞してデビューしただけあって、日本のSFマンガ界を背負って立つ人に成長していく。本作はまさにその途上、デビューから3年の時期に書かれている。当時は単行本売り上げより雑誌売り上げが重視されていた時代でもあり、今のように50巻くらいは当たり前、10...この感想を読む