この何万といる観衆の中であいつがやっていることがわかる人間は何人いるかわかるか?2人か3人、違う天才同志のペアをくんでいるあいつらが勝つとみた。
ポップ吉村
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あえて第三部のみ語りたいヒデヨシが死んだ第一部は衝撃だった。二部の星野との闘いや歩惟へのプロポーズも語りたい。しかし、あえて三部のみに絞る。8年間の連載の全てを語るのはあまりにも困難だし、ヒデヨシについては十分語られているだろう、という考えだ。三部に入る前にちょっとだけ書いておくが、これを書くために再読すると、一部の前半は結構読みにくい。1980年代前半、30年以上前でしかもラブコメっぽさもあり、現代の若者の恋愛とのギャップ、「不良」という存在の受け入れ方の違い、などが目に付く。さらにしげの氏の絵も正直言って上手くない・・・だが、これが二部、三部となると完全にモータースポーツものとして洗練されていく。何といってもキャラとともにしげの氏の画力も上がる。1巻のみ読んで最終巻見たら歩惟はどこに行ったんだ?誰だこの美人は?と思うだろうそんなわけで、以下三部の魅力を語る 何といっても歩惟の成長が...この感想を読む
ポップ吉村
主人公の巨摩郡と聖秀吉は全くタイプの違うもの同志、しかし、秀吉はプロになるために巨摩とペアを組み鈴鹿4時間耐久に出ることを決意、巨摩は滅法速いが無茶な乗り方をする為、秀吉はエンジンを守るために負担をかけずに維持することに専念しているところを何万といる観衆の中でエンジン音を聞いていたポップ吉村がスタッフにもらした名言、のちにスカウトがくるが、最後の峠の走りの最中に思いもよらぬ事故に合い死亡してしまい夢が途切れた。