ぬるい毒の評価
ぬるい毒の感想
頭の中に毒がまわる…
読み終わって、まず思った事は、「ラストのオチは無いのか?」ただ、ポーンと放りだされて終わったような気がしました。そして、いちいち、文章がくどいです。くど過ぎて、気持ち悪くなります。それが悪意あるくどさのせいか、「これが『毒』なのか?」と思いました。外見はいいけれど、中身は空っぽだと思っている、田舎に住む20歳前後の主人公の女性、と、東京に進学のために出ていった、外見はいいけれど、中身は腐ってて嘘つき、(と主人公が思っている)同い年の男性の、出会いと別れを描いているのだろうと思われます。読み終わってからしばらくは、体調が悪くなるほど、気分の悪くなる本でした。ハッピーエンド好きには、お勧めしません。読者を選ぶ本だと思います。