いつか猫になる日までの評価
いつか猫になる日までの感想
これで終わり??
新井素子作品に出て来る、主人公が好きになる男性っていつもこんな感じのタイプな気がする。新井素子さんの好きなタイプがそうなのかな(分かんないけど)。この小説は、この終わり方だからこそ、作者の書きたかったものが実現しているのだろうと思う。でも一読者としてはどうしても納得がいかない!“すべてはこれから”という感が強過ぎて、消化不良で終わってしまうし、その前に皆で協力しあっていろいろ頑張ったのはいったいなんだったんだ、となってしまうような。そしたらもうちょっと切り札っぽく、いったいどういうかたちで活躍することになるのか知りたくなるのが読者の心情ではないのか?あともう一人の彼のほうが好きでした。