楽園のあらすじ・作品解説
「楽園」は、宮部みゆきによるミステリー小説である。2007年8月に文芸春秋より上下巻て単行本化された。 この物語は、フリーライターである前畑滋子が、小学6年生の息子を亡くした母親から、息子が持っていた不思議な力について取材し本を書いてほしいという依頼を引き受けたことにより、ある殺人事件の真相解明に巻き込まれる様子を書いたものである。依頼者の息子は、社会で起きる大きな事件や事故の予知夢を見て、その夢を絵に描き残していた。その中に、ある家で両親に殺された娘が埋められていた事件を描いたものがあった。殺された娘の妹の女性からは、なぜ両親が姉を殺したのか?を一緒に突き止めることを依頼されることになり、殺人の真相を探っていくことになる。なお、主人公の前畑滋子は、著者の作品「模倣犯」に出てくる登場人物であり、「模倣犯」の事件から9年後を描いたものとして、当時の警察関係者や、事件後の加害者の様子について触れられている場面もある。
楽園の評価
楽園の登場キャラクター
前畑滋子
よみがな:まえはたしげこ 年齢(作品時):41歳 性別:女性 国籍:国籍 住まい:東京都葛飾区 家族構成:夫(同居していた義両親が死去し今は夫婦ふたり) 癖:9年前の事件以降、基本的にテレビは見ない 物語上での目的:主人公・語り部 トラウマ:9年前の事件 職業:ルポライター