モンスターのあらすじ/作品解説

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モンスター

3.253.25
文章力
3.75
ストーリー
3.25
キャラクター
3.75
設定
3.38
演出
3.38
感想数
4
読んだ人
14

モンスターのあらすじ・作品解説

モンスターは2010年幻冬舎から出版された百田尚樹著のミステリー小説である。 瀬戸内海の小さな町に現れた美女、鈴原美帆はレストランを経営しながらある男性を待ち続けていた。かつてこの町に住み、誰もがその容姿を忌み嫌っていた醜女だとも知らずに町の男たちは彼女に夢中になる。ある事件を起こし町を出た後の壮絶な生き様と莫大な金額をかけて整形を繰り返す心の闇、全ての美を手に入れたはずなのに過去の復讐にとらわれる姿を描いた作品である。何もかも手に入れたはずの美帆を待ち受ける衝撃のラストは、読む者に様々な感情を抱かせるものとなっている。また、男女で捉え方が違うというのも特徴的な作品である。 2013年に映画化され公開されたこともあり、映画の公開後には文庫本の発行部数が100万部を超えた。 主演は高岡早紀でロケは瀬戸内海ではなく伊豆で行われた。 「永遠の0」の著者でもある百田尚樹の小説とあり、話題になった作品でもある。

モンスターの評価

総合評価
3.253.25
(4件)
文章力
3.753.75
ストーリー
3.253.25
キャラクター
3.753.75
設定
3.383.38
演出
3.383.38

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モンスターの感想

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モンスターの登場キャラクター

田淵和子

よみがな:たぶちかずこ 年齢(作品時):38歳 性別:女性 国籍:日本 特徴:畸形的な醜さで生まれた 物語上での目的:次々と整形を繰り返し、自分の理想の顔をつくりあげていく 職業:風俗嬢 別名:鈴原 未帆 外見:不細工という言葉では軽すぎるほど 生い立ち:実の母親にすら「ブス」と罵られながら育った

高木英介

よみがな:たかぎえいすけ 身長:高い 性別:男性 国籍:日本 住まい:2年前からニューヨーク在住 所属:K興産 特徴:美形 学歴:地元の国立大学卒業 勉強:トップ 顔:細面で綺麗

大橋信夫

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モンスターの名言

私は美しい

鈴原美帆

整形を繰り返し、絶世の美女となったときに、好きだった男が会いにきたとき。緊張しながらも、自分に言い聞かせるように言った言葉

人は顔じゃないよ

大橋信夫

誰もが振り返るような美人(未帆)を嫁にもらったが浮気をし、発覚。未帆は美人だが家庭的でなかったため未帆ができない"普通"をなんなくこなした美人でない女性も浮気に走った大橋が言った台詞。美人であるだけでは足りなかった大橋。ありきたりではあるが、とびきりの美人であっても夫婦生活を共にしていくためには外見だけでは上手くいかないという気持ちが詰まった一言。

あいにくですが、私は工場長のために整形してるんじゃありませんから

田淵和子

主人公が務めている製本会社の工場長に、美容整形を咎められた時

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