いなくなれ、群青のあらすじ/作品解説

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いなくなれ、群青

5.005.00
文章力
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ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
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いなくなれ、群青の評価

総合評価
5.005.00
(1件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
5.005.00
設定
5.005.00
演出
5.005.00

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いなくなれ、群青の感想

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モラトリアムを通して描かれる現代観

厭世的な現代観語り手である七草は(その境遇はともかく、少なくとも性格においては)現代日本ならどこにでもいる普通の高校生である。人生を諦めたように悲観することをデフォルトとし、それでも漠然とした淡い希望を胸に秘め、惰性に流されるまま日々を過ごしている。人間だれしも、とりわけ『陰キャ』に分類されるような人間であれば、彼の生き方はリアルで生々しいものに映る。例えば当たらないと分かっていながら宝くじを買ったり、叶わないと思いながら短冊に願いを書いたりするような、そんな感覚で七草は生きている。僅かな希望を捨てきれず、生温い絶望の海を惰性で泳いでいるような七草とは対極に、真辺由宇は真っ直ぐに望みの実現だけを信じて行動する。その性格はさながら勧善懲悪ハッピーエンドを信条とするスーパーヒーローのようで、けれどそれが成立するのは絵空事でしかないのだと、七草は思っている。絵空事のような希望を愚直に信じ、何...この感想を読む

5.05.0
  • めるりんめるりん
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  • 2076文字
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