Silence is golden. (沈黙は金。)
鏡さん
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
ジャッジ!はこんな作品この作品は、広告代理店に勤める太田喜一郎が、ひょんな事からCMの国際賞の審査員に抜擢されるというストーリーです。日本では何をやってもダメだった喜一郎が、体当たりな英語と不正を許さない姿勢で、いつしか審査員皆のハートを掴んでいきます。ちょっとしたセリフやシーンが後から生きてくるなど、脚本全体に遊び心を感じる作品でした。また、冒頭から流れるきつねうどんのCMが最高に面白いです。本当にこれは笑いました。これで気持ちをガッ!と掴まれた感じですね。結構このきつねうどんのCMは、作中で何回も登場し、その度に笑わせる役割があるので、重要なんですよね。海外のCMの審査中に、不意討ちでこれが出てきたのは、すごく笑いました。しかし、駄作のようなこのCMが、最後には喜一郎を救うので、なかなか伏線が効いていました。また、サカナクションの手掛けたテーマソングも作品ととてもマッチしており、スタッフロー...この感想を読む
落ちこぼれながらも不正を許すことができないCMプランナーが主人公。妻夫木聡が主人公太田喜一郎を演じていましたが、元々持っている妻夫木聡のイメージとぴったりの役柄だったように思います。実力はいまいちにも関わらず情熱だけでぶつかって失敗し、それでも真っすぐ勝負しようとする姿は、観ているこちらにも勇気を与えてくれます。また打算なく真っすぐぶつかることで、周囲の打算的な人間にも微妙な変化が現れ始めるところが面白い。喜一郎のキャラと実力は日本の会社ではたいして認められなかったにもかかわらず、世界を相手にする広告際のメンバーには一目置かれるようになってくるというところに、日本と世界の感覚の違いを感じずにはいられません。また普段はあまり見ることがないコマーシャルの作成シーンや、広告際の審査の様子なども新鮮でおもしろい場面が多かったです。日頃何気なく見ているCMの裏側で、「ジャッジ」で見られるような陰...この感想を読む
鏡さん
大手広告代理店「現通」の、情熱はあるが落ちこぼれCMプランナー太田喜一郎は、上司のトップクリエイター大滝一郎から、世界一のTVCMを決める最大の広告祭「サンタモニカ国際広告祭」の審査員の仕事を押し付けられる。英語もできず、困った喜一郎は、大滝からの情報で、出発前に今は窓際社員だが過去審査員もやったことのある鏡さんから、各国代表と渡り合うための技術を教えてもらう。そのときに、鏡が教えた言葉の一つ。