ホラーというか殺人事件ミステリーだった
静かに流れる時間中谷美紀演じる春名礼子は、芥川賞受賞歴のある有望な作家。しかし、最近の彼女はと言えば、なんだかスランプの様子。幻覚なのか、現実なのかが定かではないが、ゴホゴホと咳が出やすく、痰ともまた違う物体が口から出るのである。血液ともまた違う、泥のような物体。これはいったい何の病…?そう思いつつも、それ以外に特に弊害がないことから、礼子は何とかスランプを脱するため、執筆活動に没頭できるような場所に引っ越すことを決めるのだった。最初から最後まで、ずーっと静かーに時間が流れていく。効果音も挿入歌とかも全然なしで、ただただ進んでいく流れ。ホラーだと聞いていたので、もっと恐怖を煽るような音楽でも鳴るのだろうかと思っていただけにびっくり。ひたすら静かだとあまり怖くならないものなんだなと学習した。後からわかることだけど、なんで礼子が茨城県郊外に住んだこともないのに血反吐のようなものを吐いたかが...この感想を読む
3.53.5
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