東京家族のあらすじ・作品解説
1953年公開の名匠小津安二郎監督作品「東京物語」をベースとして、平成の日本の家族の悲喜交々を描いた、2013年に公開された日本映画。監督/脚本は「男はつらいよ」「学校」などのシリーズで知られる山田洋次。共同脚本は「おとうと」「小さいおうち」の平松恵美子。音楽は「千と千尋の神隠し」「おくりびと」の久石譲。最終興行収入18億円超の大ヒットとなった。 平成24年5月、東京近郊の開業医平山家に広島から年老いた両親がやってきた。迎えに来るはずの次男昌次は到着駅を間違え、周吉ととみこは不慣れな東京に戸惑いつつもなんとかたどり着き、その晩は長男幸一の家で家族たちと楽しい食卓を囲む。翌日、一緒に東京見物に行くはずだった幸一に急患があり、昌次が案内をすることになるが…。 平山周吉を橋爪功、その妻とみこを吉行和子、長男幸一を西村雅彦、その妻文子を夏川結衣、長女滋子を中嶋朋子、その夫庫造を林家正蔵、次男昌次を妻夫木聡、その恋人紀子を蒼井優、周吉の旧友沼田を小林稔侍、居酒屋の女将かよを風吹ジュンが演じている。