若者ウケするネットの理想恋愛
設定に無駄が多い作品この作品は、難聴の障害者と健聴者との恋愛というデリケートなテーマを扱っている。物語の軸は、健聴者がいかに難聴者の求める配慮を理解するかと、難聴者が健聴者の自分に対する行動を、いいにつけ悪いにつけどう受け止めるかという点にある。そこをクローズアップするのに、このシーンや設定は必要だったのか?と思う無駄な設定が多く、せっかく演技力のある俳優を起用しているのに、もどかしいシーンが多い。主人公伸が関西人である必要は全くないし、ひとみが会社で暴行を受けそうになるシーンや、伸が同僚女性と腕を組んで退社するシーンなどは、その後の進展に何の影響も与えず、蛇足感しかなかった。また、デート中に男性につきとばされてひとみが転ぶシーンなどは、健常者であっても人を突き飛ばすのは非常識であり、ひとみが難聴であることと突き飛ばされたことに因果関係がないのに伸が無駄に怒っているのもいまいちすっきり...この感想を読む
4.04.0
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