ロボジーの評価
ロボジーについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が7件掲載中です。
各項目の評価分布
ロボジーの感想
だめだめな人々がまんまと切り抜けちゃう面白さ
どこまでも王道なコメディを真摯に貫く2012年作品。矢口史晴監督の9作目に当たる本作も、矢口監督らしい、小難しいことは何も考えず、子どもも一緒に楽しめるドタバタ喜劇です。いつもの矢口作品同様、今作もとにかく何にも考えずに笑おう、笑いに行こう、というかんじで楽しみました。全ての映画作品を監督する際は脚本も手がけ、しかも多作な矢口監督だけれど、何より見る人をにっこりさせる心楽しい、どこまでも王道なコメディを真摯に貫く姿勢がすごいなあと思って見ています。人を笑わせるために、作り手も楽しみながらも、どんだけうんうん唸って、頭をひねり、脂汗流してやっているんだろう、という試行錯誤の手触りが体温のように感じられて、楽しく見ながらいつも応援したい気持ちにさせられます。第一、今の世の中でこんなあっけらかんとした朗らかな笑いを届けてくれる映画監督を大事にしないでいい訳がないです。近作は小説「神去なあなあ日常」...この感想を読む