ソラニンの感想一覧
映画「ソラニン」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
豪華メンツの織りなす王道青春映画
あらゆる層にヒットするストライクゾーンの広さ宮崎あおい、高良健吾という今をときめく豪華俳優がカップル役を演じた本作、原作は同名の二巻完結の漫画で、作者は浅野いにおさんという、サブカル好きの間では有名で多大な人気を誇る漫画家さんです。脇役の加藤の役にサンボマスターの近藤さんを起用したのは、楽器ができて(プロですので当然ですが)風貌が似ているだけでなく、サブカル層の客層をより引き込み、かつ本作と原作を知らない人に触れてもらえればという思いもあったのかもしれませんね。誰もが知っている俳優陣に、主題歌や作中の楽曲提供もASIAN KUNG-FU GENERATIONと人気グループで固め、王道なテーマと全体の設定に関しては、ツタヤなどで見かけた際には本作を知らずとも手に取りたくなるようなストライクゾーンの広さを見せています。原作ファンの目にどう映るか人気の漫画原作とあって、一番着目されるのはこの点なのかなと思います。実は...この感想を読む
うるっとします。
恋人が死んでしまう設定だと、絶対どこかで泣かそうとしてくるので、結局、何度かうるうるしてしまうところがあって、原作は読んだことはないけれど、少女漫画で、そう聞くと、世界観は漫画っぽくて好きだなぁと思いました。ライブのシーンがなかなか良いです。嫌いじゃないです。めっちゃ好きでもないですが、観たら、泣かそうとしてくるので、そういう話が好物の人にはお勧めの映画かなと思います。ゆるい感じの若者の恋愛で、恋人が死んじゃって、やり残したことやってみる…ふわりとした中に芯の強さみたいなものが見え隠れしていて好きでした。頑張るところ、力の入れる場所は人それぞれだなと思いました。
同じ気持ちを感じる人はきっと多い
ストーリーは先の展開が読めてベタだと思う。けれど、いい。学生を卒業しても懐かしく思う気持ちはあるし、夢を追い続ける気持ちも分かる。その彼氏を応援したくなるのだってごくごく自然なこと。芽衣子と種田の関係が、不器用だったり初々しかったりしてかわいらしい。けれど私が好きだったのは、種田がいなくなってしまった後、芽衣子を元気づけるビリー。特に自転車の後ろに乗せて走るところは、とても切なくなってしまった。この映画を見てから本格的なアジカンのファンになった。「ソラニン」も「ムスタング」も映画の雰囲気に合っていた。できれば宮崎あおいさんが歌っている音源がCDになれば嬉しかった。
アジカンの曲が最高
主人公は宮崎あおい。相手役は高良健吾。最初は無気力な感じではじまり、社会に出ることや夢をどこまで追えるか、カタチにしていけるのかということが高良健吾の中で葛藤として描かれ、その不安が拭えないまま、交通事故で他界してしまう。彼女である宮崎あおいは彼が残した歌と想いを引き継ぎ、彼の代わりにバンドを再結成し、ボーカルとしてライブを成功させる。そのときの歌がアジカンのソラニン。歌詞は漫画ソラニンの原作者が書き下ろしたため、映画ととてもマッチしている。あおいちゃんが、ライブでソラニンを歌っている姿はかっこよくってすきでした。ただ、下手に見ると社会性のない現代の若者が無気力に今を生きる話という感じに映ってしまうこともあるのでご注意を。
青春グラフィティ
浅野いにお原作。「ソラニン」私自身、原作から入り公開前から楽しみにしていた映画である。まず注目すべきは、原作の登場人物とキャストが似すぎていること。特にベーシストの「加藤」。サンボマスターのベーシストを起用。演奏もさることながら、加藤自身のダメ男の雰囲気を上手く演じている。そしてなんといっても主題歌。浅野いにおとAsianKang-fu generationとのコラボ曲。「ソラニン」アジカンの駆け抜ける爽快なイメージが歌詞と合う。この曲により、もっと映画の世界に入り込むことができる。一つ一つの言葉に胸が詰まり、涙なしでは見られない作品に仕上がっている。
キュンとします!
芽衣子役の宮崎あおいの歌がすごくいいです。演技が上手いので、思いを重ねて見入ってしまいます。将来が見えなくなったり、不安に思ったり、若い時に誰でも考える恋や仕事の悩みが当身代で描かれています。芽衣子の恋人の種田が、バイクで事故に合う前の芽衣子と電話するシーンがすごくいい!!やっと思いが同じ方向に向かったと思った矢先の事故には大泣きでした。芽衣子と一緒に、落ち込み、すこしずつ前を向き、種田の思いを引き継ぐ。そして最後のライブシーン。幼い顏の宮崎あおいから、あんな声出るんだ!とギャップにまた魅了されます。原作は読んでいませんが、キャストも合っていると思いました。
感情移入してしまう・・・☆
原作の浅野にいおさんの作品を読んでから映画を拝見しました。 学生から社会人へなり、生活や周りの変化と自分の夢。。学生の時は、何もかもがキラキラして、毎日が楽しかったなー・・って特に社会人1~3年目は思い返すことが自分は多かったので、とても共感めいてしまいました。そして、なんとなく会社に馴染めないメイコとフリーターとバンド生活の種田くん。女性って結構先が見えない事に不安を男性よりも感じるんじゃないかなーと私は思うので、そんな種田君とギクシャクしだし、メイコが種田君にガツンと言ってしまう気持ちもとても感情移入してしまいました。。 種田の死。そして最後種田の思いを引き継ぎ、メイコが歌うシーンは本当に感動です。 そして、マンガにも描いてある、2人の付き合いはじめのシーンには涙涙です☆ アジカンの歌も本当に◎!!