それでも恋するバルセロナの評価
それでも恋するバルセロナについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
それでも恋するバルセロナの感想
スペインの魅力が存分に引き出された開放的な空気感
海外製作3作目2008年、スペイン=アメリカ合作。本作は、2004年の「メリンダとメリンダ」から、ニューヨークで撮らなくなっていたウディ・アレンのヨーロッパ出資作品の3作目に当たります。「メリンダとメリンダ」、個人的には好きな作品ですけれど、興行的には今ひとつで、何十年も年に1作品という超ハイペースで映画製作を続けていくにあたって、ウディ・アレンと言えども、コンスタントな資金調達が限界に達したのだろうと、ウディを守る事ができない映画界を、かつて日本で映画を撮れなくなった黒澤明と重ね合わせて、当時はふがいなく思ったものでした。「マッチ・ポイント」と「タロットカード殺人事件」はいずれもイギリスが舞台でしたが、本作はタイトルの通り、スペイン・バルセロナが舞台。その後ローマでも撮り、パリでも撮り、最新のニュースでは、アマゾンの出資で作品を作る事になったとかならないとか。とにかく、NYでなくても、どこであ...この感想を読む