プレッジのあらすじ/作品解説

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プレッジのあらすじ・作品解説

老刑事の終焉を描いた2001年公開のアメリカ映画。原作はフリードリッヒ・デュレンマットによる「約束」、監督は、俳優としても知られる「イントゥ・ザ・ワイルド」のショーン・ペン。 定年退職直前の老刑事ジェリーは、彼の送別会で少女強姦殺人事件の報せを聞き現場に向かう。が、被害者家族に伝えに行くつらい役目を引き受け、母親に犯人逮捕の約束をすることに。ほどなく若手刑事の強引な取り調べにより知的障害者トビーが犯行を自供するが連行中に拳銃自殺を遂げる。納得のいかないジェリーは楽しみにしていた老後を捜査に掛けるが…。 ジェリーを「最高の人生の見つけ方」のジャック・ニコルソン、ダイナーのロリを「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロビン・ライト・ペン、元上司エリックを「ライトスタッフ」のサム・シェパード、刑事スタンを「ザ・コア」のアーロン・エッカートが演じた。またトビーを「ハンテッド」のベニチオ・デル・トロが演じ強烈な印象を残した。他にヘレン・ミレン、ミッキー・ローク、ヴァネッサ・レッドグレイヴなど。

プレッジの評価

総合評価
4.504.50
(2件)
映像
4.754.75
脚本
4.004.00
キャスト
3.753.75
音楽
4.004.00
演出
4.504.50

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プレッジの感想

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正義は勝たない 真実は見つからない おじさんは救われない

引退した刑事が、最後の日に起きた事件を何時までも追い続けるお話。自分の口から出た言葉を翻すのが困難な人間の性がある、これを認知不協和という。今日が定年と言う日に起こった少女レイプ殺人事件、かれは被害者の母親にお願いされる。彼は答える「必ず見つける」、ここで魔法の呪縛にかかってしまうのですね。答えたらやっぱり、暇が在るとその事を考えるのが人間の常と言うか、仕事が生きがいだった人なら、こうなるんじゃないかと思えます。こうなると究極のオタク道で、全てをつぎ込んで自分の研究に走るわけです。この映画は言葉にして約束した、言葉は何に使われるのかと言うキリスト経のベースを基にして見ると、大変興味深いです。ロゴスがあり、言葉になった。彼はおかしい狂ってると人に思われながら、自分の道を歩きます、自分の大事な養女を餌にして犯人をおびき寄せようとして、客観性を失い、家族を失います。 追いかけた犯人が事故で死...この感想を読む

5.05.0
  • 135view
  • 469文字

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