どうしてここまでコンスタントに高いクオリティーの作品を作り続けることができるのか
ウディへのインタビュー映像の多さが貴重古いジャズをBGMに、独特の真っ黒な画面に白抜きのフォントで作品が始まるたびに、独特の心地良さを感じていつも少し鳥肌立つのです。どれも判で押したように同じ映画の始まりに、ああ、ここからしばしウディの映画の世界に入り込んでいくのだなあという心持ちがして、毎回嬉しくありがたく思います。現在80歳。にもかかわらず、毎年1本という驚異的なペースで作品を作り続けている、自分にとっては最も尊敬すべき映画人のひとりであるウディ・アレンの軌跡をたどったドキュメンタリーです。この作品の公開は2012年。撮影はテレビや映画の監督及び脚本家でもある、またコメディでエミー賞の受賞歴も持つロバート・B・ウェイドが1年半かけて撮りだめたもの。作品中の素材から察するに、撮影当時に製作されていたウディ映画は「恋のロンドン狂想曲」「ミッドナイト・イン・パリ」「ローマでアモーレ」あたりでしょうか...この感想を読む
4.44.4
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