ファンシイダンスのあらすじ・作品解説
ロックバンドのボーカルが禅寺修行に励む、岡野玲子による第34回小学館漫画賞受賞作であるコミック作品「ファンシィダンス」(″イ″が小文字)の映画化作品で、1989年に公開された日本の青春コメディ映画。「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」で知られる周防正行が監督と脚本を担当した。 ロックバンドのボーカル陽平は、実家の寺を継ぐため、恋人の真朱を待たせ歴史ある禅寺へ修行に行く決意をする。寺へ向かう途中、「坊主は楽そうだから」と参加したひ弱な弟の郁生や、寺の娘である恋人のために坊主を志す英峻、気の弱い珍来らと合流するが、寺でいきなり先輩坊主光輝に脅され、珍来が逃げ帰ってしまうが…。 陽平役の「おくりびと」「GONIN」の本木雅弘は本作が初主演作で、美僧晶慧役「カナリア」の甲田益也子らと共に、実際に剃髪して役に臨んでいる。恋人真朱を「東京ラブストーリー」(ドラマ)の鈴木保奈美、弟郁生を「ぼくらの七日間戦争」の大沢健、英峻を彦麻呂、珍来を田口浩正、光輝を竹中直人が演じている。