ダメージの評価
ダメージの感想
息子の恋人
息子の婚約者とできちゃうとか、気持ち悪くないんだろうかと思いつつ、結局見てしまった映画です。公開当時、ジェレミー・アイアンズとルパート・グレイブスが好きで映画館に行きたかったのですが、年齢制限があって行けなかったので、実際に見たのは割と最近です。ルイ・マル監督の映画と言うだけあって、内容は内容でも映像はきれいだなと言う印象が強く残りました。ジュリエット・ビノシュも可愛さと色気が絶妙で素敵でした。ただ二人の不倫の第一の被害者息子、ルパート・グレイブス演じるマーティンが最後に転落して死ぬとか可哀そうすぎて、ちょっと見てるのがつらかったです。
ダメすぎる関係、ダメすぎる愛。
ジェレミー・アイアンズ演じるやさ男が、息子の恋人に惹かれ、どっぷり情愛にひたってしまう。どちらも相手を手放すことができず、ふたりの関係は、破滅へと向かっていく…。公開当時、日本でもちょっとした話題になった、かなりエロ〜い映画です。といっても、AVみたいなエロさを期待したら大ハズレです。直接的なエロでなく、もわ〜っとたちのぼるようなエロです。ジュリエット・ビノシュは今となってはいい母さん的な役柄が板についてきましたが、この映画の中では圧倒的なファム・ファタルを演じています。妖艶な魅力がある、とかじゃないところが、むしろ「怖い」です。これにメロメロになるジェレミー・アイアンズが、まぁ〜ダメ男で。これでもか!とどんどんダメになっていく展開に、見てるこちら側がダメージを受けてしまうという(笑)「いい話」で終わらない、ある意味フランス映画の王道かも?な映画でした。この感想を読む