帝都物語の評価
帝都物語の感想
主役は帝都そのもの
バブル期に巨額製作費を投じた異色作映画「帝都物語」はバブル期の真っ盛り、1988年にセゾン系の資本を中心に作られました。製作費だけで10億円と、かなりのスケールを誇る超大作ですが、当時から日本映画としては異色の点が多く、話題を呼びました。まず、原作者の荒俣宏は翻訳家(SF作家ダン・セイニをもじった団精二という筆名でした)、書誌学者として長年知られた人で、「帝都物語」は著述業10年目にして初の小説でした。長年サラ金から借金して本を集め読み続けたといわれ、超人的な博覧強記をバックにしたこの作品はすぐにベストセラーになっています。監督の実相寺昭雄は当時からかなりのビッグネームでした。TBSディレクターから円谷プロダクションに出向して1960年代後半「ウルトラマン」「怪奇大作戦」などの斬新な演出で一部の評価を受けた後、劇場映画に転じ、「無常」「あさき夢見し」などを独立プロ系で製作してきました。「無常」はロカルノ...この感想を読む
帝都物語は最強か?
加藤も被害者なのか帝都物語を何度も見てきていつも思うのは加藤の執念そこまでして帝都の破壊をしたいのはなぜなのか?江戸時代に徳川家康が妙見信仰で平将門結界を施している。平将門を中心に神社を入れて北斗七星の形で守護しているもの。念には念を入れてわざわざ中国の大連まで行って地脈を操って地震まで起こしてすごいと思った。結果的関東大震災が起きて帝都は破壊されたがまたもや復興。帝都の復興も本当に早い。ネットの検索では明治政府は徳川家康の作った平将門結界を嫌っていたらしい。映画では地下鉄を掘っている最中に鬼が出て対処出来なくなって學天則に頼んで最後の開通する場所を爆破してトンネルを無事に完成させた。加藤が一生懸命に地脈を操っていたのに作戦失敗少し気の毒です。映画で出てきた地下鉄は今の山の手線に関係しているのかなと山の手線を走らすことで北斗七星の陣が分断されています。映画では平将門の結界は破れなかった...この感想を読む
オカルティスト同士の対決
明治から昭和前期にかけてのレトロな魅力のある東京を舞台に、東京の完全な防衛都市に仕立て上げる計画の霊能力者らと、悪の霊能力者であり、東京壊滅を企む加藤が超能力を使って対決し合います。まず、この映画の見所は悪役加藤のキャラクターです。軍人姿で魔力を駆使する姿は不気味で迫力がありますし、悪役としての存在感は際立っています。むしろ主人公側を完全に食ってしまっているといっても過言ではありません。もう一つが映像でしょう。登場人物の描写にしろ、超能力の描写にしろ、今から見れば古臭いのは致し方ありませんが、見ていた当時はとても記憶に残る映像作品でした。ストーリー的な部分はそこまで印象はありませんが、この二つの側面は見所があります。
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