ラン・ローラ・ランのあらすじ・作品解説
ラン・ローラ・ランは1998年にドイツで、1999年にアメリカとドイツで公開されたドイツ製作のラブスリラー映画である。 配給元はソニー・ピクチャーズ・クラッシックス(アメリカ)/込むストック/パンドラ(日本)。 「ウィンター・スクリーバー」のトム・ティクヴァが監督・脚本を兼任。 主演に「ボーン・アイデンティティー」のフランカ・ポテンテが抜擢(公開時はまだ映画に出て2作目という新人女優)。 共演者には「スピード・レーサー」のモーリッツ・ブライプトロイ、「ビタースウィート」のニーナ・ペトリ、ヘルベルト・クナウブ、モーリッツの実母で「4分間のピアニスト」に出演したモニカ・ブライプトロイらがいる。 この作品は運び屋の仕事をミスした恋人の為にローラという女性がベルリン中を駆け抜けていく…が、ストーリーのパターンが3つあり、各ストーリー毎違った視線で楽しめる仕組みである。
ラン・ローラ・ランの評価
ラン・ローラ・ランの感想
切り裂くようにベルリンの街を疾走する、スタイリッシュなドイツ映画
新鮮で痛快な、ひたすら走る映画1998年ドイツ映画。本作はトム・ティクヴァの出世作で、この年ドイツ国内で最もヒットした映画になりました。この、当時においては相当実験的な趣もある破天荒な作りの作品が、かくも広く熱狂的に受け入れられたのだなあと、それほどまでに当時においては人々にとって新鮮で、痛快な映画だったのだろうなあと思います。ベルリンの壁が崩壊してちょうど10年目に製作されたこの作品の舞台は、始めから終わりまでベルリンの街中。何かを切り裂くようにひたすらベルリンの街を失踪するローラの姿は、型破りでやぶれかぶれで、でもとても自由なかんじがします。映像表現もやはり自由で挑戦的なものです。監督のトム・ティクヴァはどのようにキャリアを築いてきたかについてはよく知りませんが、デヴィッド・フィンチャーのように音楽関係のPVなどを手がけて来た人なのでは?と想像するほどに、音楽的でドライブ感のある映像です。...この感想を読む
疾走感満点!
ボスの金を失くした彼氏、マニを救うために、真っ赤な髪のローラがベルリンの街を全力で走り回ります。物語は3つのパターン用意されていて、それによって結果が異なります。「もしも~だったら」は現実では通用しませんが、映画だと面白く描けるのでいいですね。でもこの映画はストーリーどうこうよりも、音楽と映像とスピード感を楽しむ映画です。アニメのシーンなどを挿入し、スピード感のあるスタイリッシュな映像を追い討ちをかけるようなスピード感満載のジャーマンテクノで盛り上げて、迫り来るタイムリミットを表現する技は御見事としか言いようがありません。そんなマニのために一生懸命走るローラはとてもカッコいいのに、当のマニのダメさ加減と言ったら・・・(笑)こんなの放っとけよと思わないでもありません。
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