リバタリアンのメッセージは娯楽の衣をまとう - 真夜中のサバナの感想

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リバタリアンのメッセージは娯楽の衣をまとう

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
4.5

1997年公開のアメリカ映画、クリント・イーストウッド監督、ジョン・キューザック、ケビン・スペイシー主演。 一言で言うと、富豪のパーティーを取材に行ったジャーナリストが、殺人事件に巻き込まれる物語。 これはアメリカの共和党の一派、リバタリアンの思想がばりばりに含まれてます。みなくちゃいけません、これは心の脳のヒダヒダを心地よく擽ってくれます。 ロンポールが出てないってのは何でかなって、笑ってしまいますが、そこはティパーティの親分、映画なんかには出てくれません。 ところがイーストウッドは実際にこの町のような処に住んでいるのですよ。ある一定の階級の人々が集まって、死んだ後も飼い犬の散歩を頼めるような昔の古きよき時代に戻ったかの様な隣近所付き合いのある町。 この町は自前でガード雇ってますから、町自体に入る時点で検閲を受けないような、まぁ時前で一つ国を作ったとでも言うと良く理解できるかも知れません。 クリントイーストウッドのメッセージがてんこ盛りです。

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他のレビュアーの感想・評価

実話ならではの退屈さはあるけれど見応えのある映画

実話をベースにしているからこその盛り上がりの少なさこの映画を選んだ理由は、監督がクリント・イーストウッドだったこととケヴィン・スペイシーが出ていたからだ。おまけにジョン・キューザックまで出ているのに、なぜ今まで観ていなかったのだろうと不思議に思いながら観始めた。するとしばらく観た後に、やはり観ていたことに気づいた。ところどころ覚えていたからだ。しかし細かいことはほとんど忘れていたため(衝撃のラストも観るまで忘れていた)最後まで観ることはできた。とはいえ、観たことを忘れる映画である。あんまり期待できないだろうなと思っていたら、意外にもそれほど悪いものではなかった。しかしスタッフロールを最後まで観なくても2時間30分もある。その長さを感じるくらいの退屈さのある映画ではあったけれど、役者たちの深い演技がそのダラダラした感じをひきしめてくれていたように思った。しかしこの話は実話をベースにしたも...この感想を読む

2.52.5
  • miyayokomiyayoko
  • 204view
  • 3312文字
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