月のパルスのあらすじ・作品解説
月のパルスは、集英社が出版する漫画雑誌のコーラスにおいて2004年から2005年に掲載されていたファンタジー作品である。作者はくらもちふさこであり、単行本は集英社クイーンズコミックスから全2巻が発売されている。 16歳の主人公である遊馬宇太郎は、何気ない高校生活を送っていたが、突然奇妙な空間や物体が見え始めるようになり、やがて不思議な女性の姿が見え、その存在を感じることができるようになる。当初はその感覚に不安を感じていたが、徐々にその女性に対して安心感を抱くようになる。 一方、宇太郎に恋をしている女子高生の紀は、宇太郎と接する機会を増やそうとアプローチを試みるが、紀には過去に自分の意中の人を友人の月子に奪われたトラウマがあるため、月子を宇太郎に会わせないようにする。しかし、不思議な力で宇太郎と月子は徐々に出会うきっかけが増えていくことになる。物語は宇太郎と月子、紀の間で奇妙な三角関係を交えながら進展していく。