陽のあたる教室の評価
陽のあたる教室の感想
アメリカ版の学園モノ
音楽家を目指す片手間で学校の音楽教師になったホランド先生が、クラシック音楽ばかりの授業に興味を示さない生徒たちの心を、ジャズやロックを取り入れた授業で掴み、生徒たちに音楽の楽しさを伝えることに生きがいを感じ始めます。ニュースを交えながら、古きよきアメリカからベトナム戦争の暗黒時代、そして現代とうまく時代背景も描かれていました。生まれた息子、コールの耳が聞こえず、家族との関係がギクシャクしますが、最後のシーンは感動的でした。それまでにもジョン・レノンの暗殺のニュースのことなどにも触れていましたが、とても効果的にジョン・レノンの曲を使ってますね。
ハートフル!何度見ても涙が出てしまいます
爆破シーンなど派手好きなアメリカ映画の中では異質なグレン・ホラン先生の半生を描いたハートフル学園映画。しかし、しかし、主人公のホランド先生は当初、先生と言う職は夢である作曲家になる為のつなぎの仕事でしかなかったが、徐々に生徒と接することで心が移り変わっていく。世の中にはそこまで知られてはいませんが、ある地域だけでは有名な人がいる。そんな生き方も素晴らしいと感じさせられます。ただ、単なる良い先生ではなく、時には不倫しそうになってしまったりするなど人間臭いところがまたリアリティがあって私は好きです。ラストシーンの体育館の場面は想像するだけで今も泣いてしまいそうな程感動します。少なくとも私の中ではNo,1アメリカ映画です。心が癒される極上の一本だと思います。