レベッカのあらすじ・作品解説
レベッカは、1940年アメリカ合衆国で製作・公開された、 アルフレッド・ヒッチコックによる映画作品であり、ヒッチコックのアメリカ進出一作目。 プロデューサーは「風と共に去りぬ」のデビット・O・セルズニック。 原作は、ダフネ・デュ・モーリアの小説「レベッカ」。 1年前にレベッカという妻を亡くしたイギリスの資産家マキシムと『わたし』は、大恋愛の末結婚をしたが、邸宅には前妻・レベッカの影が色濃く残っており、後妻の『わたし』は、前妻レベッカと比べられ、レベッカ付きの使用人にも受け入れてもらえず、遂には、精神的に追い詰められてしまう。そんな中、難破船の中からレベッカの死体が発見され、レベッカの死の真相が徐々に明らかにされていく、女性的視点で展開されるパラノイア・ゴシック。 映画は、1940年第13回アカデミー賞で、最優秀作品賞と撮影賞・白黒部門を受賞。 ヒッチコックも監督賞にノミネートされていたが受賞はならなかった。 日本での公開は1951年、オリジナル上映時間は130分。
レベッカの評価
レベッカの感想
ヒッチコック監督のアカデミー賞作品賞受賞作です
イギリス南西部地方コンウォールの大邸宅を舞台に、独特の雰囲気を光と影の美しい撮影と共に映し出しています。アカデミー賞作品賞とともに撮影賞も受賞しているのが、うなずける素晴らしい映像です。ジョーン・フォンテイン演じるキャロラインの明るさと(主演女優賞にノミネート)、ジュディス・アンダーソン演じる家政婦のデンヴァー夫人の暗さが、まさに明と暗のコントラストとなっていて、ストーリーを膨らませています。ヒッチコック監督の演出ぶりも、後半に見られる謎解きとサスペンス溢れる展開の裁判シーンで、十分に発揮されています。女性が結婚して得られる幸福とは何か、という主題になっており、今日でも考えさせられるテーマです。
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