間違えられた男のあらすじ・作品解説
間違えられた男は1956年にアメリカで、1957年に日本で公開されたアルフレッド・ヒッチコック監督のミステリー及びサスペンス映画である。 配給元はワーナー・ブラザーズ。 マクスウェル・アンダーソン原作の同名小説の実写化でアンダーソン本人がアンガス・マクファイルと共同で脚色している。 主演は「戦争と平和」のヘンリー・フォンダ。 共演に「捜索者」のヴェラ・マイルズ、「アラビアのロレンス」のアンソニー・クエイル、今作が映画デビュー作のハロルド・J・ストーン、「お熱いのがお好き」のネへまイア・パーソフ、「シンシナティ・キッド」のチュースディ・ウェルトら。 この作品はニョーヨークのクラブで働く貧しい楽士・マニーは妻・ローズの保険証書を借りて融資してもらおうと保険会社に向かうが、マニーは保険会社に2度強盗に入った強盗と疑われ逮捕されてしまうという物語である。
間違えられた男の評価
間違えられた男の感想
実話の映画化、ヒッチコック監督の異色作!
犯人に間違えられ、真犯人と警察に追われながらも、真犯人を突き止めてゆくというストーリーのパターンは、ヒッチコック監督の好む題材の一つです。しかしこの作品は実話の映画化という点では、まさに異色作といって良いでしょう。事件の日時、主要な登場人物と事件の起きた場所などを丹念に描いています。大々的に取り入れたニューヨークでのロケーションや冒頭のマンハッタンのストーク・クラブでの場面などリアリティ重視の演出を味わえることが出来ます。警察のいい加減な判断で、犯人にでっち上げられた主人公マニー役のヘンリー・フォンダが、静かにそしてその中に怒りを抱えながら演じている姿は、まさに現実感たっぷりです。このドキュメンタリータッチは、これ以降の作品にも反映されています。
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