レベッカの評価
レベッカについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
レベッカの感想
ヒッチコック監督のアカデミー賞作品賞受賞作です
イギリス南西部地方コンウォールの大邸宅を舞台に、独特の雰囲気を光と影の美しい撮影と共に映し出しています。アカデミー賞作品賞とともに撮影賞も受賞しているのが、うなずける素晴らしい映像です。ジョーン・フォンテイン演じるキャロラインの明るさと(主演女優賞にノミネート)、ジュディス・アンダーソン演じる家政婦のデンヴァー夫人の暗さが、まさに明と暗のコントラストとなっていて、ストーリーを膨らませています。ヒッチコック監督の演出ぶりも、後半に見られる謎解きとサスペンス溢れる展開の裁判シーンで、十分に発揮されています。女性が結婚して得られる幸福とは何か、という主題になっており、今日でも考えさせられるテーマです。