ミシシッピー・バーニングのあらすじ・作品解説
ミシシッピー・バーニングは1988年に公開されたアメリカのノンフィクション映画で1964年フィラデルフィアで公民権運動家3名が殺害された実際の事件をモデルとした作品である。 「エンジェル・ハート」のアラン・パーカーが監督を務め、「ポセイドン・アドベンチャー」のジーン・ハックマンが主演のベテランFBI捜査官・ルパート・アンダーソンを演じている。 また、この作品は1988年度第61回アカデミー賞で撮影賞を受賞している。 アメリカでの興行収入は3460万ドルで制作費は1500万ドル。 KINENOTEでの平均評点は100点中/74点と高い得点で評価が得られている。 この作品はフィラデルフィアで3人の公民権運動家が突如行方不明となり、ベテランFBI捜査官の2人が3人が失踪したとある田舎町へ捜査へ出向くと人種差別がまだ当たり前に行われていてさらには失踪の究明とともに捜査を妨害しようとしていく人種差別主義者達までも次第に追い詰めていこうとする内容となっている。
ミシシッピー・バーニングの評価
ミシシッピー・バーニングの感想
アメリカ南部を舞台にアメリカ最大の恥部である人種問題を、社会派ミステリー・タッチで描いた秀作 「ミシシッピー・バーニング」
「ミッドナイト・エクスプレス」「バーディ」「エンゼル・ハート」と、発表する度に、常に我々映画ファンにセンセーショナルな問題を提供してきたアラン・パーカー監督が、アメリカ南部を舞台にして、人種差別を扱い、アメリカ最大の恥部ともいえるこの問題を、社会派ミステリー・タッチで描いた「ミシシッピー・バーニング」は秀作だと思う。黒人に対する人種差別の感情が激しいミシシッピー州のジュサップという町で、無気力になった黒人たちを啓蒙しようと、この町に乗り込んだ三人の公民権運動家が、突然、消息を絶った。1964年6月のことで、当時、アメリカ全土には黒人にも公民権を与えよと主張する公民権運動------、いわゆる、フリーダム・サマー(自由の夏)の嵐が吹き荒れていたのです。公民権運動家の失踪事件を重視したFBIは、二人の捜査官を現地に派遣します。一人の捜査官は、ハーバード大学出身。法の正義と法の力を、観念的に信じ切っているエ...この感想を読む
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