ミシシッピー・バーニングの評価
ミシシッピー・バーニングについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ミシシッピー・バーニングの感想
アメリカ南部を舞台にアメリカ最大の恥部である人種問題を、社会派ミステリー・タッチで描いた秀作 「ミシシッピー・バーニング」
「ミッドナイト・エクスプレス」「バーディ」「エンゼル・ハート」と、発表する度に、常に我々映画ファンにセンセーショナルな問題を提供してきたアラン・パーカー監督が、アメリカ南部を舞台にして、人種差別を扱い、アメリカ最大の恥部ともいえるこの問題を、社会派ミステリー・タッチで描いた「ミシシッピー・バーニング」は秀作だと思う。黒人に対する人種差別の感情が激しいミシシッピー州のジュサップという町で、無気力になった黒人たちを啓蒙しようと、この町に乗り込んだ三人の公民権運動家が、突然、消息を絶った。1964年6月のことで、当時、アメリカ全土には黒人にも公民権を与えよと主張する公民権運動------、いわゆる、フリーダム・サマー(自由の夏)の嵐が吹き荒れていたのです。公民権運動家の失踪事件を重視したFBIは、二人の捜査官を現地に派遣します。一人の捜査官は、ハーバード大学出身。法の正義と法の力を、観念的に信じ切っているエ...この感想を読む