あるようでない男のあらすじ・作品解説
あるようでない男は、1996年に高校生版のストーリーでりぼんオリジナルに読切版が掲載され、その後社会人編として2003年にコーラスで掲載されている。作者は小花美穂であり、単行本は全1巻が発行されている。 主人公の工藤雅深は、温厚な性格であるが、どこか物足りない性格もあり、女性からはアプローチされることは多いが、付き合っても長続きしないという状況が続いている。高校生活においては、幼馴染みの城所淳や、市来理加との交際などを経ながら、最終的にはノーマークであった山田さよりと付き合うことになるなど、様々な恋愛模様を描いている。 社会人編では、山田さよりと結婚した後に、デパート社長として働く雅深は仕事に明け暮れながらも、妻のさゆりとの夜の生活において悩む日々を送る。そんな折に、新たな女性恵理が現れ、関係を混じえながら、浮気に走る様子や、さよりに浮気がばれることで起こるトラブルなどをコミカルに描写している。
