ディア・ハンター
『はっきり言います。後世に残したい映画です。』 時はベトナム戦争。アメリカのとある郊外の若者たちが中心人物。平凡な生活を送る町にもベトナム戦争の影響が。男共は戦争へ向かう。ロバートデニーロ演ずる主人公はベトナム軍の捕虜となり『ロシアンルーレット』まで行わさせられる。ベトナムでの悲惨な経験が人間を変えていく。その後、心の後遺症、体の後遺症などを抱えた男たちが町へ戻る。主人公も町へと戻るが、前のような平凡な町とは違う。一見は同じだが、ベトナムを引きずる男共により人間関係、恋人関係、夫婦関係などにズレが生じてしまっている。もちろん、主人公も生活に違和感が・・・・・。そのような生活を送る中、親友の1人がベトナムに残っている事が判明。主人公は連れ戻しにベトナムへと発つ。そこでは『ロシアンルーレット』を行う親友が・・・・・。 長い映画です。ですが、どのシーンも必要性がある事の結果でこの長さはしょうがなく、覚悟はしていただきたい(笑)。マイケルチミノ監督の執念を感じるようです。映像の派手さやどんでん返しがあるような脚本の面白さはありませんが、人間模様、心の葛藤などのドラマがどれも重厚感があり、無駄な出演者が1人も居ない緻密な映画です。 『はっきり言います。後世に残したい映画です。』
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