烈火の炎の感想一覧
漫画「烈火の炎」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
バトルマンガの王道として楽しめるストーリー
魔導具ってまさに子どもの夢です烈火の炎といえば、あらゆる属性の魔導具が登場することが魅力です。主人公烈火の炎は炎術士としての能力ですが、風子の風神、水鏡の水・氷を司る閻水、土門の土星の輪、小金井の機械的な鋼金暗器、そして柳の治癒という力(ヒーラー的役割)…王道なんですが、必要なところだいたい網羅できちゃってますよね。ところがそのありきたり感がない、それぞれの魔導具の技が…いいんですよ!!烈火の炎が連載されていたころの中では、ダントツ楽しい・かっこいい技だったと思います。最初はとても未熟なんだけれど、お互いが成長して強くなっていくのもいいし、技を表現するイラストが素敵で「自分もこんな能力ほしいー」と思ったものです。大きく分けると、①炎を何となく操れる高校生が紅麗という同じ能力を持つ人間との出会いで戦いに身を投じることが決まるまで、②裏武闘殺陣という死闘を繰り広げる大会に出場し、紅麗との決...この感想を読む
キャラクターで楽しめる
ラスト33巻まで読んで、不満を感じるのは紅麗の心情表現がもう少しあれば・・・というところである。ラストバトルで、烈火が柳を炎に変える時まで紅麗は天堂地獄を押さえる手助けをするが、烈火が決断するまでに紅麗がどのような心境の変化があって、手助けしたのかをもう少し丁寧に書いて欲しかった。雷覇によってお母さんを助けられた事や音遠と通じることで変化が起きた事はわかるが、ひとりで天堂地獄を相手にしながら、烈火に決断させるべく言葉を投げかけるまでには、もっともっと心境の変化があったハズなので、そこが不満。烈火や紅麗のつけている炎を押さえる封印についても、描写が少なかったと思う。森の屋敷で柳がさらわれた時に炎の制御ができず外さない封印という流れから、バトルを繰り返し天堂地獄を押さえる時も封印には触れなかった。烈火の精神や体力が成長し、封印を解いても火竜を扱えるという流れになるのかと思ったが、そうではなか...この感想を読む
楽しい
この、コミックスについて読んでいくと時代劇にも少しづつ理解していくような作品になっていくのではないかと思います。私は、初めて見た時には「えっ!?」と少し意外な所にもなっていくようにも感じます。ですが、一番に思えたのは「仲間」という事が大切にもなってくるのではないかと思います。では、このシリーズについては歴史認識というような場面については楽しめるシリーズではないかと思います。しかし、歴史が苦手な方でも、意外にこのシリーズを読んでいくのが楽しめるのではないかと思うのです。次巻にも少しづつ期待していくのが少しづつあるのです。今後も、楽しんでいけるようにもなっていきたいと思います。
ある作品に似ている?
この作品は安西信行氏の代表作です。いわゆる能力バトル漫画でありかつて自らの能力や魔導具によって高い力を誇った火影忍者の血を引く主人公花菱烈火が自らに宿す火影の血による能力、即ち「炎」によって彼が主君と崇める治癒の力を持った少女、佐古下柳を仲間たちとともに彼女の力を狙う者たちから守っていくという内容の作品です。さてこの作品ですが、アニメにもなり最近ではパチンコ化したりなど高い人気を誇ったシリーズの一つであるのは間違いありません。しかし一部では、幽遊白書のパクりとも称されてしまうこともあります。それはどちらも独特な能力を持つ高校生の集団が裏世界の格闘大会に参加する、ということが主な理由であるようです。確かにそのこと自体は認めざるを得ません。しかしあくまで展開が似てしまっただけで内容や描写は大きく異なります。どちらも面白い作品であるだけに、パクりパクられ論争は無粋なのではないでしょうか。この感想を読む