KING OF BANDIT JINGのあらすじ・作品解説
KINGOFBANDITJINGは、熊倉裕一原作の漫画で、月刊マガジンZに1999年から2005年まで連載され、その後2015年時点で休載している。コミックボンボンに連載されていた王ドロボウJINGの続編にあたり、単行本は2015年時点で7巻まで発行されている。ストーリーのシリアスさが掲載誌であるコミックボンボン読者層の想定対象年齢を上回り始めたこともあり、掲載誌を変更して青年漫画誌月刊マガジンZに移行とともにタイトル変更がなされた。 主人公のジンは盗めるものは星まで盗むという王ドロボウで、相方の鳥、キールと共に旅をしている。各編ごとにジンガールと呼ばれるヒロインが登場し、物語の中心的役割を担っている。本作品の登場人物は、全てお酒やカクテルの名前からとられている。 王ドロボウJINGの時に2002年にアニメ化され、2004年にはOVAも全3巻で発売された。またゲームボーイソフトとして1999年に「ANGEL」と「DEVIL]の2バージョンが発売された。
KING OF BANDIT JINGの評価
KING OF BANDIT JINGの感想
読む人を選ぶ作品
青年誌移行でさらに面白く「KING OF BANDIT JING」は、「王ドロボウJING」シリーズの続編です。前作のキャラクターや設定を引き継ぎ、青年のジン、または少年のジンを主人公に描かれます。前作は小学生が読むような雑誌に掲載されていましたが、子供向けにしては、テーマもテイストも渋すぎる内容でした。続編では、おおよそその土台は変わらず、青年誌に移行したので、やっと読者の層が作品に合ったのかな、と思います。今作では、さらに作品の自由度が上がったように思います。作画も王ドロボウジンより更に暗いというか、闇を感じさせる描き方をしていると思います。アメコミ的な表現も増えたと感じます。とても上手いですし、他の作家には描けないというか、作者のみが描ける境地に達していると思います。これは少年誌では描けないテイストの作品だと思うので、「こういうものが、作者はずっと描きたかったのかな」という感じです。テーマも臓器売買や...この感想を読む