action and reaction
ケヴィンベーコン
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告発は、1995年に公開されたアメリカ映画である。監督はマーク・ロッコ。出演者はクリスチャン・スレーター、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・オールドマン、エンベス・デイヴィッツ。 新人の弁護士ジェームズ・スタンフィルは、アルカトラズ刑務所で起きた殺人事件の弁護を引き受ける。 被告のヘンリー・ヤングは、5ドルの窃盗によって25年の刑でアルカトラズ刑務所に収監された上に、副刑務所長から執拗な拷問を受けていた。 ついに仲間と共謀をして脱走を試みるが裏切られて失敗、ヘンリーだけが1000日間地下牢に入れられてしまう。 地下牢での生活は人間性を奪うほどの劣悪さで、ヘンリーは地下牢から出た後に突発的に脱走を裏切った人物を刺してしまったのだった。 ジェームズはヘンリーの話からアルカトラズ刑務所の実態を知り、刑務所を告発する決意をする。 悪魔の島と呼ばれたアルカトラズ刑務所の実話を基にした、ヒューマン・ストーリーである。 ヘンリーを演じたケヴィン・ベーコンが、放送映画批評家協会の主演男優賞を受賞した。
正義は勝つ刑務所で看守から虐待を受けていた男性を描いた作品で、本当に重い映画なのですが、大好きで何度も観ています。おそらく、最後は正義が勝つというところが救いになっているのだと思います。犯罪者ではない悪は、確実に存在しています。そういう人たちが、必ずしも炙り出されて報いを受けるわけではありません。特に、立場や権力を笠に着て悪事を働く人たちは、なかなか表に出てきません。お金を使って罪をもみ消すような人たちも、現実に存在しています。また、要領よく不正を働く人たちが結果的に真面目にやっている人たちよりも出世したり金持ちになったり、理不尽に他人を貶める人たちによって真面目で優しい人たちが潰されたり、そのようなことは世の中に溢れています。世の中は理不尽なもので、不正だらけです。それを嘆いていても仕方がありません。何も考えずにいたら、悪に流されてしまったり、正しいことをしても意味がないと卑屈になっ...この感想を読む
よみがな:けびんべーこん
ケヴィンベーコン
裁判の最後に裁判所で虐待をした所長に対して言ったセリフ