ハプニングのあらすじ・作品解説
「ハプニング」は2008年に公開されたアメリカ映画である。監督・脚本共にM・ナイト・シャマランが担当した。PG12指定。 ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えてしまうという謎の異常現象が発生する。それを皮切りに、人々は時が止まったかのようにその場に立ちつくし、唐突に自らの命を絶ってしまう。髪留めで自らの首を刺すなど、痛々しい方法で・・・。工事現場では作業員たちがビルの屋上から身投げするといった不可解な出来事が起こっていた。 マーク・ウォールバーグ演じる高校教師のエリオットは妻と安全な場所を求めて逃避行する。果たして一連の現象は、何が原因なのか? この映画は実際にアメリカで起こったミツバチ失踪事件(蜂群崩壊症候群)を参考として作られた。 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第103位にノミネートし、主演のマーク・ウォールバーグ自身も失敗作だとコメントを残している。
ハプニングの評価
ハプニングの感想
自然界から人類への警鐘
衝撃的な予告編と、監督が『シックス・センス』、『アンブレイカブル』のナイト・シャマランということで購入。でもよくよく考えればよかった。彼はそのあと『サイン』、『ヴィレッジ』と駄作を作ってるから。本作は植物が作り出す化学物質が人間の神経系に作用し自殺していくというホラー。生物学で大学院まで進んだ私としては、ネタ自体は好きなんだけどな…人類への警鐘というテーマなら、うまく作れば『アビス』のようにできるのに。ナイト・シャマランも落ち目だ。衝撃的なシーンも。CG多用したせいでリアルさがない。不自然。それから、車で逃げている途中、4方塞がりになってみんなが十字路に集まるシーンがあります。主人公を含め「植物が出す化学物質」が死の原因だと気付きながら、みんな車から出てぺちゃくちゃ話してたり、主人公は悠長に野原に腰かけてたり、意味不明です。結局みんなで野原歩くことに決まったし、何なのこの人達笑それから植...この感想を読む
不完全燃焼の典型的映画
出だしだけいよいよ、シャマラン監督も才能がつきたのか、と言われ始めた作品ではあります。始まりは見事です。すごい出だし。自分で自分を傷つける病気(行為)が世界中で流行りだすという、シーンの発端は全くもって怖い世界です。昔のゾンビを思わせる人々の動き、「やめてくれ、やめてくれ」と心の中で叫んでしまう人々の演技。最初はいいんですよね。でも、だんだん、しりすぼみになっていきます。主人公たち家族の探検行のようになっていくのですが、同時に、だんだん怖く無くなっていきます。いつも醸し出しはいいのですが、「行きそうで行かない」悪い例の代表的な映画です。納得いかない解決法何と言っても納得できないのは、解決法です。発端も「風」が原因なのですが、その風についての化学的要因(たとえば、風に含まれるなんとか菌というような新しい成分が人の中枢神経を狂わせて、というような説明も全くありません)ではなく、なんかわかっ...この感想を読む
人によって評価が分かれる映画。
シックス・センスやヴィレッジのM・ナイト・シャマラン監督のサスペンス映画。ミツバチが居なくなったことで世界中で植物の突然変異が起こり、それが人間にも影響するようになる。自暴自棄になった人々は、やがて自殺へと進んでしまう・・・というストーリー。ショッキングな自殺シーンが出てきますが、監督独特のどこかシュールな映像が気持ち悪さというより後からじわじわとくる恐怖を感じさせています。個人的には面白い題材だと思うし、見せ方も良いと思うのですが、設定に少し無理があるのと展開が強引な部分が、見る人によっては最初から最後まで??続きかもしれません。でも、色々深読みすると面白いと思います。
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