カラーパープルのあらすじ・作品解説
カラーパープルは1985年に公開された映画でスティーブン・スピルバークが監督・製作を務めたアリス・ウォーカーの同名小説の実写化作品である。 劇中曲はグラミー賞を多数獲得しブラックミュージック界の巨匠とも言われているクインシー・ジョーンズが担当している。 アリス・ウォーカーの指名によって主人公のセリーに抜擢されたのは「ゴースト～ニューヨークの幻～」や「天使にラブソングを…」でお馴染みウーピー・ゴールドバーグであり、元々舞台女優として活動していたウーピーは本作品にて映画デビューしている。 また、1986年度第58回アカデミー賞では主演女優賞を含むおよそ11部門にノミネートされたものの惜しくも受賞には至らなかった。 また、制作費が1500万ドルに対し興行収入が9846万ドルとかなりの好成績を得ている。 この作品は毎日のように奴隷として扱われていたセリーという黒人女性が1人の人間として少しずつ成長していき、様々な困難を乗り越えながらも幸せとは何か?という問いを探していこうとする物語となっている。
カラーパープルの評価
カラーパープルの感想
いつまでも印象に残る佳作
姉妹愛を描く父親の子ども（後に実父でないことがわかるのですが）を二人も産まされ、売られ、ただ一人の妹とのきずなを深めるセリーという黒人女性が主人公ですね。荒くれ男の所に嫁に出されますが、そこでは召使い同然の扱いを受けていて、笑顔も忘れて、日々、黙って過ごしています。セリーは、こつこつと勉強し、どこかに行ってしまった妹との文通を楽しみに生きていってるのですが、その手紙も夫に遮断されてしまうという悲惨な境遇。そのうち、夫が夢中になる歌手のジャグと知り合い、だんだん、自立に目覚めていくセリーという展開。そしてついに妹からの手紙を手にし、夫に暴言をはき、家を出て自立した後、最後に感動の再会を遂げるというのが、全体のストーリーでした。一言で言えば暖かな姉妹愛です。アーティスティックな美しい作品どこか整然と淡々と静かに、言い方を変えればアーティスティックな作品だと思いました。映像のきれいさもあるん...この感想を読む
マンチョビ
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