電撃テンジカーズのあらすじ・作品解説
『電撃テンジカーズ』は、『月刊コミック電撃大王』2006年8月号から2010年12月号にかけて連載された古賀亮一による漫画作品で、電撃コミックスEXから全3巻の単行本が刊行されている。 この物語は、三蔵法師が免許制の異世界を舞台にしている。つまり、何人もの三蔵法師が同時に存在し、それそれ三蔵太郎や三蔵次郎といった具合に三蔵の後に自分の名前をつけて名乗っている。主人公は、日本で生まれ育った中学一年生の男の子だが、通学中に異世界に引きずり込まれてしまう。そして、異世界で悟空専用アイテムである輪っかを頭につけてしまったことから、なぜか悟空に仕立て上げられてしまった。その後主人公は、巨乳のメガネっ娘・三蔵ハルカ、ツッコミ役で豚族の少女・八戒、ブーメランパンツとマフラーをつけたクールな河童・沙悟浄と仲間になり、元の世界に戻るために天竺を目指すことになる。この作品は、天竺へ向かう主人公たちの様子をコミカルに、そして可愛らしく描いたギャグ漫画である。
電撃テンジカーズの評価
電撃テンジカーズの感想
他のシリーズとちょっと違う?
古賀先生によるシリーズ物の一つ、電撃テンジカーズです。他の作品同様、古賀先生の持ち味であるシュールギャグ、及び百合を含んだ若干のエロ要素が多分に含まれた西遊記をモチーフにしたギャグ漫画であります。しかし先生の作品にしては珍しく、他の作品と比べると若干の差異がみられるのも特徴の一つです。ヒロインが大人の女性と思われるハルカであること。他のシリーズでもゲノムにおける所長など大人の女性は出ていますが、ゲノムにはエルエルがおりヒロインという位置ではありません。また、パクマンや音速丸同様狂言回しのギャグキャラとはいえ大人の男性キャラである太郎がレギュラーで出ていること。実質的にはシノブ伝の音速丸とサスケを足して二で割ったようなキャラではあるのですが、サスケと違って素顔が一応描かれているために印象が異なります。これらのことがあるからといって作品自体の面白さは他の作品に劣るものではないのですが、私の...この感想を読む