ゲノムのあらすじ・作品解説
ゲノムは、古賀亮一による昆虫の生態を解説していく、青少年向けのお色気を交えたギャグ漫画作品である。掲載履歴が複雑で、1997年から2002年まで『カラフルBee』にて、2002年6月号から10月号まで『カラフルコミックPUREGIRL』にて掲載、廃刊後2003年から2013年まで『コミックメガストア』で連載された。その後、警察の指導により雑誌が突然の休刊になったが、2013年9月号から『コミックメガストアα』で再開された。6ページや16ページの例外はあるが、ベースは1話8ページ程度の作品である。 昆虫から進化した人間と普通の昆虫が棲む世界を舞台に、生物研究所の助手エルフのエルエルが、虫にちなんだスーツを着用しながら、その虫の生態を説明していく図鑑ものの漫画。単行本は1998年から2003年に全4巻出たが、出版社倒産のため絶版、2012年に金・銀として再編出版。2005年以降は新タイトルで単行本化された。他ドラマCDも出ている。
ゲノムの評価
ゲノムの感想
あの旧ゲノムがついに
今では入手の難しい「旧ゲノム」の1、2巻を合わせたものがゲノム金として発売されました。新ゲノムに移るのに際し、ゲノムが存続したのは有難かったのですが出版社が変わってしまったため旧作の入手は半ば諦めていただけにこの発刊は嬉しかったですね。このゲノムシリーズ、古賀先生が初期から描いている作品だけあって今とはけっこう絵柄も変化しています。古賀先生も作中でそれをネタにされていて、カラーページではご自身で昔の画風と今の画風を比べられたりしています。また、「ゲノム金」の書き下ろしカラーページの他にもと「旧ゲノム」のカラーページの再録、と中身自体もなかなかシュールなものになっています。元々、2冊だった本を1冊にまとめているために少々値段は張りますが、古賀先生のファンならば買っておいて損はないでしょう。