3月のライオンの感想/考察/ネタバレ

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漫画レビュー数 3,135件

3月のライオン

4.504.50
画力
4.50
ストーリー
4.50
キャラクター
4.63
設定
4.25
演出
4.38
感想数
4
読んだ人
11

3月のライオンの感想一覧

漫画「3月のライオン」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

進化するヒースクリフ

嵐が丘の向こう側いわずと知れた大人気作です。現在TVアニメ放送・実写映画化が平行し、菓子メーカーコラボ等など現在進行形で話題を提供してくれているのは周知の通りですが、ハチクロブームを思い返せば期待も当然でしょうね。それだけのパワーがある作品です。ただ、識者やファンによる様々な考察も広く展開されている作品なのに、なぜか『嵐が丘』との類似性が語られていない…(?)ようですので、拙いながら触れてみようかと思います。19世紀イギリスの女性作家E・ブロンテの長編小説『嵐が丘』は、端的に言えば少年期に虐待され、恋人に捨てられた天涯孤独な男の復讐譚です。ヨークシャーの荒涼たる土地を舞台に、嵐が丘と呼ばれる館の主人・アーンショーが、孤児のヒースクリフを保護したことが悲劇の発端でした。3月のライオンの主人公・桐山零は、不慮の事故で家族全員を亡くします。そして父親の友人で、プロ棋士の幸田八段もアーンショーのよう...この感想を読む

4.54.5
  • さまんさたびささまんさたびさ
  • 108view
  • 3042文字

現実と成長

家族もいない、友達もいない、あなたには何もないと、言われ自分の殻を閉ざしたままの主人公 零。ひょんなことから近所の家族と出会い夕飯をご馳走になったり何処かへお出かけしたりしていくうちに少しずつ心を開き、楽しいことや嬉しいを表情に出せるようになる。1人でお金を稼ぎ1人で生きているような気持ちになる零だが風邪をひけば色々な人が心配してくれる。悩みがあれば話を聞いてくれる。そんな環境に零はだんだんと表情豊かな人間になります。印象深かったのはお世話になっている家のひなたちゃんのイジメ。友達を庇ったことから標的がかわり、ひなたがイジメを受けるようになります。ひなたの為にちょっと間違えた方向ながらもなんとか助けようとする零に涙が出ました。おじいちゃん、お姉さん、そして学年主任の行動でひなたのイジメは解決します。担任の先生の不甲斐なさ、クラスのみんなの無関心さ、そんなものを現実に娘が受けたらと思うと締め...この感想を読む

4.54.5
  • みーままみーまま
  • 62view
  • 636文字

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