今日、恋をはじめますのあらすじ・作品解説
「今日、恋をはじめます」は、水波風南によって「Sho-Comi」にて連載された少女漫画である。連載期間は2007年から2011年で、全15巻発刊された単行本の発行部数は900万部を突破するなど、大ベストセラーとなった。 真面目で地味な出で立ちの主人公・日比野つばきは、そのダサさ故に高校で注目の的となっていた。そんなつばきは、成績トップしかも学校一のイケメンという事で同じく注目の的となっていたクラスメイト椿京汰の隣の席に…。 ある日、そんな彼に突然ファーストキスを奪われてしまう。弄ばれていると言う事が分かっていながらも京汰に惹かれていったつばきが、恋をすることで少しずつ変わっていくというストーリーである。 本作は10代〜30代の女性など、幅広い層から支持を得るなど人気が爆発。ドラマCD化(付録として)や、アニメ化(コミック限定版)されたほか、実写映画化もされ話題となった。 中でも京汰の人気は特に高く、連載時に本誌で行われた「好きな男子ランキング」では常に1位を獲得していた。
今日、恋をはじめますの評価
今日、恋をはじめますの感想
驚きのスタート後は無難に
スタートの衝撃一番良かったのは、1巻だと思いますよ。成績優秀・地味女を落とす賭け事を楽しむ長髪イケメンが、三つ編み昭和女に「髪を切られる」という衝撃的な幕開けなのですから…キャラクター的にはありきたりだなと思ったんですが、まさかつばきがハサミで「その髪、うっとおしいのよ!」って京汰の髪の毛を切っちゃうっていう行動!立派な傷害罪なんですけど、なんか新しい爽快感があったな~…個人的に、長髪の男の人が苦手なのもあり、ちょっと気分もすっきりするというマジック。驚きました。また、地味女でも、かわいい子への憧れはきちんと持っているつばき。正直な感じがウケがいいと思います。スカートをちょっと短くしてみようかな、髪をかわいくしてみようかな、でも自信がないな…誰かにかわいいと言われたことがない・誰かのためにかわいくなろうとしたことがない・身の丈に合っているかどうかわからない…女子に自信をつけさせてくれるの...この感想を読む
終始無難な奥手少女の恋物語
第1話の変化球が好きそれなりにかわいいのに、美の無駄遣い状態であるつばき。三つ編みの髪にメガネ、膝たけを守ったスカート。勉強しかやっていないという余暇の少なさ。まさに昭和な女であった。彼女の唯一の得意技はヘアアレンジがとびきり巧いということ。つばきの妹はおしゃれでかわいくて、彼氏もいて。つばきの自慢の妹である。そんな妹をかわいくしてあげて、喜ばれることがつばきの喜び…ってこの時点ですでに将来設計は完成してたよね。絶対美容師になる選択肢を選ぶよね。わかりやすかったわー。そして、学校での椿京汰との最悪の出会い。ムカつくチャラ男が地味女に恋に落ちるのはよくある話なのだが、そこでまさかハサミで京汰の髪をぶった切るとは思わんかったわー…この表現は本当に印象的で、他の少女漫画じゃ絶対ない初対面なんだよ。立派に犯罪なんだが、長髪のチャラ男の髪を短くしてくれたことは本当に喜ばしい。それ以外は特に変化球...この感想を読む
ドキドキするストーリーだった
中学生の頃に読みました。少女漫画は全然読まないけど今日恋はストーリーの内容にドキドキするし、一話目から主人公の日比野椿が同じ名前でさらさらロンゲの椿京太の髪を切ったのが印象的でした。入学式は友達を作ったり一目惚れをしたり楽しいはずなのに日比野が感情を行動に移したことでクラスのみんなを怖がらせてしまった。普通だったら謝るかそのままいじめに発展するのだと思って読み進めると、京太が「体で払ってもらう。」と言い日比野はそれに応じて「分かった。」と言ってブレザーを脱いだ時は、日比野がやられると思いました。でも日比野はロンゲが相当気にくわなったらしくまたもや京太の髪を切り始めたときは、目が離せなかった。そもそも教室で髪を切ったとき、ハサミは筆箱から出したのに外に呼び出されてまた髪を切り始めたときは制服のスカートのポケットからハサミを取り出した。護身用に持ってきたのか、はたまた京太のさらさらロンゲを...この感想を読む