僕等がいたのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,135件

僕等がいた

4.004.00
画力
3.50
ストーリー
3.63
キャラクター
4.00
設定
3.88
演出
3.88
感想数
4
読んだ人
5

僕等がいたのあらすじ・作品解説

僕等がいた(ぼくらがいた)は『ベツコミ』で連載された小畑友紀の漫画作品である。全16巻。コミック累計数が1000万部を突破し、アニメ化や映画化もされた。 釧路市の高校に入学した高橋七美は順風満帆な高校生活を送る中でクラスメイトの女子の3分の2から好かれているという矢野と出会うが、七美にとってその第一印象はあまり良くなかった。しかし矢野のもつ考え方雰囲気に惹かれていく。しかし矢野には過去に付き合っていた女性と死別したという過去があった。紆余曲折を経て二人は両想いになり付き合いはじめるが矢野の上京によって遠距離恋愛となってしまい、さらに再開を約束していた翌年矢野は消息不明になってしまう。彼は母親の自殺を機に過去を捨てようと苗字を変え、七美とは違う女性と同棲していたのであった。二人は再び心を通わせることができるのかー。 2006年にテレビアニメ化し、2012年には二部作構成で映画化もされ、ファンブックも発売されている。

僕等がいたの評価

総合評価
4.004.00
(4件)
画力
3.503.50
ストーリー
3.633.63
キャラクター
4.004.00
設定
3.883.88
演出
3.883.88

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僕等がいたの感想

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会えなくとも誰かを想い続ける時間もまた大切

死んだ人には勝てないのかこの作品は、映画でもかなり流行った作品。ほんと、何歳になって読んでもグッとくるし、幅広い年代から支持を集める。矢野元晴と高橋七美の物語。でも2人だけでは絶対完結できなくて、どの人も必要不可欠。みんながいなかったら、付き合うことも、誰かを愛しいと思うことがどんな気持ちなのかも、わからなかった。人を好きになるのに、笑顔がどうだとか、優しさがどうだとか、そういうことじゃなくて、「この人、いいなー…」って思えたら恋なんだよなー…って思うんだよね。それがこの漫画だとストンと落ちる感じで納得させてくれる。年代が変わっていっても誰かを想い続けて生きていく。それは死んだ人を恨んでいるのか、愛しているのか…いつまで経ってもしがみついてでも欲する勇気が持てなかった矢野。そんな彼が欲しいと思うものをくれる高橋。絶対に手放してはいけなかったのに、彼にはいつも誰かの死が付きまとい、綺麗な...この感想を読む

5.05.0
  • kiokutokiokuto
  • 258view
  • 3033文字
PICKUP

僕らがいたは懐かしくて切ない気持ちにさせてくれる

主人公は高橋七美。高校1年生になったばかりの彼女は新生活に、胸をときめかせていたのですが、同じクラスの矢野元晴はクラスの中心的存在。徐々に惹かれあう二人ですが、矢野には昔付き合っていた彼女を亡くした、悲しい過去がありました。時を経て、晴れて両想いとなった二人ですが、矢野が東京で暮らし始めることになり遠距離恋愛が始まりました。再開を夢見て上京した七美でしたが、矢野とは音信不通になってしまい、健気に待ち続ける七美が、ようやく再開することが出来たのは七美の知っている彼ではありませんでした。相思相愛でも上手くいくとは、限らない恋愛漫画だと思います。矢野の幼馴染でもあり親友でもある竹内匡文は、優しくて頼りがいのある人物で七美のことが好きでした。七美にとっては良き相談相手で、結局のところ二人は上手くいきませんでした。矢野は東京で七美ではない別の女性と同棲していました。彼女の名前は山本有里、亡くなっ...この感想を読む

4.04.0
  • マンガウーマンマンガウーマン
  • 816view
  • 546文字

矢野の人生

この漫画を私は高校時代に読んだが、私自身青春真っ盛り、というのもあり、この漫画を愛読するよくになった。なにより、主人公の七実の彼氏、矢野がかっこいい!実際こんな彼氏がいたら幸せで、毎日楽しいだろうな、思った。また、矢野の親友の竹内も七美の事を密かに好いている、ということで、七美はなんて幸せ者なのだろうと思った。しかし、物語はだんだん暗い雰囲気に包まれていく。その重たる理由は、矢野の今は亡き元恋人や、矢野の母親の存在。この2人が矢野に暗い影を落としていく、そしてその影はだんだん深くなっていくように感じた。矢野の暗い根本に対して、純粋で屈託のない七美、という対比が面白かったし、矢野は七美の存在に幾度となく助けられていたように思う。高校時代の話で終わるのかと思いきや、大人になってからも話は続いていく。もうこの頃になると、矢野の暗さについていけなくなってしまう。なんでそこまで七美を拒むのか、彼女...この感想を読む

3.03.0
  • hearlohearlo
  • 145view
  • 504文字

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僕等がいたの登場キャラクター

矢野元晴

よみがな:やのもとはる ニックネーム:竹内からはモトと呼ばれる 生年月日:7月23日 血液型:O型 身長:174cm(自称) 星座:かに座 性別:男 所属:釧路市の高校 特徴:クラスの人気者、クラスの2/3の女子が好きになってしまうような男子。心に大きな影を持つ。一途 特技:運動神経も良く水泳が得意 過去:彼女を交通事故...

高橋七美

よみがな:たかはしななみ ニックネーム:ナナ 生年月日:9月27日 血液型:A型 身長:155cm 星座:てんびん座 性別:女 所属:釧路市の高校 性格:持ち前の明るく無邪気で前向きな性格だが泣き虫 特徴:ちょっと天然 容姿:背が低い童顔

竹内匡史

よみがな:たけうちまさふみ 生年月日:4月13日 血液型:O型 身長:178cm 星座:おひつじ座 性別:男 住まい:酒屋の息子 所属:釧路市の高校 性格:優しく頼りになる真面目男子 特徴:自分の幸せの前に人の幸せを考えてしまう

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僕等がいたの名言

重くなきゃ 価値なんてないだろ?

矢野元晴

七海への気持ちをたっぷり伝えた後に七海に嬉し泣きされながら「重っ」と言われたときの一言。

矢野のすごくすごく好きな人はもういないのかもしれないけど それは寂しいことなのかもしれないけど でも矢野のことをすっごくすっごく好きな人間がいるってことは それってプラマイゼロじゃないかなあ

高橋七美

元カノを交通事故でなくし、彼女への思いを引きづっている高校生、矢野。彼の事が好きな主人公が彼を元気付けるために言った言葉。

「独り」が寂しいのは独りだからじゃなくて誰かと一緒にいたことの記憶があるから。 一緒にいることの幸せを知ってしまったから。

高橋七美

矢野が東京へ転校していき遠距離恋愛を続けている七美は、矢野と毎日5分だけの電話で繋がっている。 お互いその日あったことをメールや写メで連絡しているが、やはり寂しさに勝てず、電話で矢野にこのセリフを言ったのです。

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