僕らがいたは懐かしくて切ない気持ちにさせてくれる
主人公は高橋七美。高校1年生になったばかりの彼女は新生活に、胸をときめかせていたのですが、同じクラスの矢野元晴はクラスの中心的存在。徐々に惹かれあう二人ですが、矢野には昔付き合っていた彼女を亡くした、悲しい過去がありました。
時を経て、晴れて両想いとなった二人ですが、矢野が東京で暮らし始めることになり遠距離恋愛が始まりました。再開を夢見て上京した七美でしたが、矢野とは音信不通になってしまい、健気に待ち続ける七美が、ようやく再開することが出来たのは七美の知っている彼ではありませんでした。
相思相愛でも上手くいくとは、限らない恋愛漫画だと思います。矢野の幼馴染でもあり親友でもある竹内匡文は、優しくて頼りがいのある人物で七美のことが好きでした。七美にとっては良き相談相手で、結局のところ二人は上手くいきませんでした。
矢野は東京で七美ではない別の女性と同棲していました。彼女の名前は山本有里、亡くなった元カノの妹です。有里は地味でおとなしい性格で、美人で目立つ存在だった彼女の姉奈々と比べられてきました。奈々は七美や矢野よりもひとつ年上の女性で、矢野と付き合っている最中に、元カレとドライブに出掛けて交通事故で亡くなりました。
とても切なくて、だけど続きの気になる遠距離恋愛者にオススメな漫画です。
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